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其の三、 妙高酒造(株) 初呑切り 2006年8月3日 |
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2006年8月3日。今朝は快晴の真夏日、気温もぐんぐん「鰻登り」。長かった梅雨があけて、一転して本格的な猛暑が来たようです。
8月1日、2日、3日は長岡市の最大イベントである「長岡祭」の日です。今年の祭りは、市制100周年と周辺市町村合併による28万都市の誕生を記念して盛大に盛り上がります。なんといっても、メインイベントである「大花火大会」2日、3日、4日、の三夜に渡って数万発の大花火が夜空を焦がします。観客動員数も延べ100万人を数えました。
さて、その最大イベントの「長岡大花火大会」に間に合うように、これから新潟県上越市の妙高酒造(株)様の平成17酒造年度酒の「初呑切り」行事の利き酒に参加してきます。今日は新宿の割烹「吉本」の大原社長様とご一緒させていただきます。
11時30分、長岡インターを出発して北陸道の上越インターを降ります。その後、15分くらいで妙高酒造(株)に到着です。約1時間の道のりです。雑誌で拝見する東京や関西の有名な酒販店様も来ておられ、一瞬緊張感が走ります。引間励位子社長様、新潟県醸造試験所の金桶先生にご挨拶をして利き酒の時間を待ちます。
さて、待ちに待った利き酒の開始です。確か、酒造期においては原料処理場であった場所だと思いましたが、そこにテーブルが置かれ呑を切ったばかりの新酒原酒と市販酒が一升瓶で30種類ほど並べられています。
金桶先生が、先に利き酒をされています。容器ナンバーや製法区分や火入月日などのデータが印字されたファイルを平田杜氏さんからいただき、熟度や酒質や備考や総評などの空欄にコメントを自分なりに書き込んでいきます。皆さん、無言で淡々と利き酒をしながら書き込んでいます。
すべて、官能による判定で、他人の目を気にしていたら何も書き込めません。私は、貧しい知識の中から、直感による香味の差を言葉にします。
私自身の総評としては、新酒の熟度はどれも若く固さが感じられ、酒質については、どれもよく管理されていて良い状態に仕上がっている。市販酒については、妙高酒造(株)自慢の瓶燗火入、瓶貯蔵の冷蔵管理が行き届いていて常に美味しい状態で出荷されていると思われました。
翌日、特に気になって脳裏から離れなかった酒について、引間社長様に電話をして聞いたところ、直ぐに火入れする予定だとのこと、このまま良い状態の生原酒を是非欲しいとお願いしたところ、了解を頂きました。限定本数ですが、販売が可能になりました。「純米大吟醸 初呑切 生原酒 1800ml 4200円(税込み)」(※商品名に変更があるかもしれません。)8月10日以降に販売可能です。ご希望の方は、ご連絡下さい。新宿の名酒地酒処「吉本」でも、飲むことが出来ます。
利き酒の後、金桶先生の講評があり、各自のメモと見比べながらの勉強会になりました。金桶先生はプロの視点から、私には気付かない細かな点を指摘されていて、流石にアマとは違うと感心させられました。
ただ、私達と視点が違い、美味いか不味いかというよりかは、醸造や管理についての問題点を洗い出すという視点から、酒を見ているのだそうで、酒屋の見方とはズレがあると思いました。
さて、先生の講評が続く中、残念ながら、われわれ二人は「長岡大花火」に間に合うように急いで帰ります。地酒サンマートでは、村祐酒造(株)の専務さん、河忠酒造(株)の専務さん、および友人達が待っています。18:00 に集合を私自身がかけていたのですが、この分だとぎりぎりです。
何とか、17:30に長岡インターについたのですが、これから買い物をして、つまみ類を揃えることになります。大原社長に手伝ってもらって、何とか間に合いました。
当店屋上で、宴会をしながら大スペクタクル「長岡大花火」の鑑賞です。レスビアス大スターマインの数々、ナイヤガラの大瀑布(長生橋にかかる仕掛け花火)、 2発の大三尺玉(建物が揺れます)、最後の締めは、フェニックス(距離と時間の壮大なスケール)、と大満足の世界でした。 |
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