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其の四、 小布施ワイナリーコンサート 2006年9月2日 |
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2006年9月2日。今年の新潟は、9月に入っても暑い日が続いています。16:30に長岡インターを出発して上信越道の信州中野インターを降り、更に15分程で小布施ワイナリーに到着です。到着時刻は18:30でした。今から「小布施ワイナリー 地下セラーコンサート&パーティ in15℃」に参加します。
近年、国産ワインの品質が急速に向上しています。世界のワインコンクールにおいても入賞することが多くなりました。ここ小布施ワイナリーにおいても、2001年、権威あるリュブリアナ国際ワインコンクールにて金メダル受賞という快挙を達成しました。このことは日本のワインが国内外で注目を集め、日本の若き醸造家たちに大きな刺激を与え、活力を引き出す原動力になっています。
日本で栽培された「国産葡萄」を原料に、日本の醸造家たちが自家栽培の葡萄を使って造った高品質のワインが楽しめる事は、とても素晴らしい。いつでも、足を運べる距離に「世界に比肩する高品質ワイン」があることはとてもハッピーなことです。みなさん、全国各地で頑張っている醸造家たちの美味しい国産ワインを是非飲んで下さい。
さて、このコンサートは9回目の開催で、会員の皆様には毎年案内をしているとのことです。冷やっと肌寒さを感じる地下セラーの一部が会場にセッテングされ、30人〜40人位のお客様が集まっています。チケットの競争率はとても高いそうです。
社長様と専務様のご挨拶の後、女性3人のソリスト達が入場して、早速演奏が始まりました。バッハやパッヘルベル等のクラシック音楽、西洋の童謡(大きな古時計など)、日本の童謡(里の秋、紅葉、赤トンボなど)十数曲の演奏。
目前の距離、数メートルの位置での生演奏です。地下セラーには、フレンチオークの新樽が沢山並んでいます。思うに、この樽の間を音が反射したり吸収されたりして、とても響きが良くなっているように感じました。
今回の室内楽は、フルート、ヴァイオリン、チェンバロの三つ。私は、音楽についてそんなに詳しいほうではありませんが、演奏もワインも共通点があるように思いました。三つの音色が重なることで複雑で豊かなボリューム感、躍動感が生まれ、時に楽器の数が減り、ヴァイオリンやフルートだけになれば繊細さが強調される。それにしても、こんなに近い距離で生の演奏を楽しめる事が出来てとても感動しました。最後の「故郷」を皆で歌ったときは、忘れかけていた望郷の思いに駆られ、涙が出そうになりました。
第二部は、隣の棟に移動して演奏を聴きながらのワインパーティです。美味しいワインと食事ををいただきながら演奏を楽しみました。04メルローの赤が気に入りました。シャルドネの白もなかなか良かったです。美味しいワインと食事にコンサート、非常に有意義な時間を過ごすことができました。 |
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【 主催者の案内文 】
「収穫を前にしたワイン葡萄の作り手は台風、大雨などに神経をすり減らします。そんな作り手の心を穏やかにするクラシカルな音楽で心穏やかに。チェンバロの幻想的な音の響きは小布施の地下セラーならでは。小布施ワイナリーらしい垢抜けないけど心のこもったワインパーティで心もお腹も満足していってください。」
【 演奏者の紹介 】
フルート 齊藤 佐智江 様
武蔵野音楽大学卒業後、ベルサイユ音楽院とパリ・エコール・ノルマル音楽院にて室内楽とフルートを学び、以来室内楽の魅力にとりつかれ、室内楽を中心に活動するほか朗読コンサートの企画にも携わっている。
ヴァイオリン 飯島 多恵 様
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。スイスの国際メニューヒン音楽アカデミーに奨学生として留学し、ヨーロッパで演奏活動も行う。現在、アンサンブルコルディエ、クレイン弦楽四重奏団のメンバーとして録音、室内楽などで積極的に演奏活動を展開している。
チェンバロ 猿渡 紀子 様
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業、大学在学中より伴奏法に興味を持ち、伴奏法を加納悟郎氏に師事。声楽、感弦楽器の伴奏者として数多くのコンサートに出演。その後、チェンバロを高橋尚子氏に師事。現在は室内楽を中心に活動を続けています。
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