|
|
|
其の六、 越乃雪月花 しぼり体験 2007年3月4日 |
|
|
|
|
|
|
2007年3月04日。
朝8時、新潟県上越市の妙高酒造(株)に到着。7時に自宅を出発して北陸自動車道を経て約1時間の道のりです。早速、蔵人さん達の朝礼に参加します。
私たち体験酒販店4名が紹介された後、作業スケジュールと安全確認が行われました。その後、現場で「袋取り」の作業に入ります。4人に作業が分担され、交代しながら作業をこなしていきます。(櫂をつく人、酒袋に醪をとる人、壺代に酒袋を吊るす人など)
600kgのタンクに入っている山田錦50%精米の純米大吟醸の醪(もろみ)を櫂棒(かいぼう)でゆっくりと撹拌しながら、タンクの下にある呑み口に酒袋を当てて醪を取ります。酒袋に7分目ほど入れた醪を、となりにある壺代(つぼだいタンク)に渡した2本の棒に紐(ひも)で縛って吊るします。
袋の隙間から垂れた「雫の酒」が壺代の呑み口から斗瓶(とびん)に取られます。各人とも毎年の経験を重ねているので手馴れたものである。
斗瓶を4本ほどとった後、槽(ふね)での上槽に移行します。ふねの中に「醪(もろみ)を入れた酒袋」を重ねて積み上げます。重ねた酒袋の重みで「酒の雫」が垂れています。
杜氏さんが無濾過の原酒を利きじょこに入れて試飲をさせてくれます。感動の一瞬です。つぼ代に吊るした袋から垂れた雫酒と槽(ふね)から垂れた酒を比べてみます。「袋吊りの雫」の酒はスッキリしています。「槽(ふね)」の酒には豊かな味わいがあります。
毎年この絞りに参加しています。例年この時期は、戸外には雪が残っていて時には雪が舞う、そんな気候なのですが、今年は「暖冬」です。早朝に出発してきたものですから、厚着をしています。いつも蔵の中は寒く風邪を引かないように心配したのですが、今年は寒さに気を使うことはありませんでした。これから、1ヶ月後に商品化されます。「どんな酒のなるのか楽しだなぁ」楽しみが膨らみます。
この時に絞った酒、越乃雪月花 純米大吟醸 斗瓶取り雫酒 が入荷しました。多くの人に楽しんで頂くため、とてもお買い得価格になっています。是非ご賞味下さい。
|
| |
| | |
| |
| 一列目左:妙高酒造/右:酵母の説明をする平田杜氏
二列目左:平田杜氏と麹室/中:タンクの醪/右:櫂入れ
三列目左:酒袋を槽に積んでいる様子/右:雫酒を斗瓶取りしている様子
四列目左:斗瓶取りされた雫酒 |
|
|