義侠 2023 田尻農園 兵庫県東条産特A地区山田錦 特別栽培米 生酒 |
|
|
” 田尻農園の3枚の田んぼから紡がれていく一年ごとの物語、これから100年続けられる豊かな農家の未来を目指して醸していく「義侠 田尻農園」 ”
創業江戸中期、米本来の特性を最大限に引き出し、飲むほどに愛飲家を刺激する尾張の銘酒「義侠」の限定醸造、兵庫県東条特A地区という第一級の産地で、同蔵のためだけに山田錦を無除草剤・無化学肥料で育てる田尻農園の3枚の田んぼから紡がれていく一年ごとの物語、米農家さんへの最大の敬意と100年先の未来へ想いを込めて醸し上げた銘酒「義侠 田尻農園」です。
酒米の最高峰と言われる「山田錦」。その中でも最高の産地とされているのが「特A地区」です。その産地ブランドに胡坐をかく事なく、東条で唯一、無除草剤・無化学肥料の特別栽培米を育てています。それが田尻農園です。
普通の栽培方法と比べ、圧倒的に大変な作業があります。「除草」です。酒米に必要な栄養を雑草に取られないように「敵」を減らします。稲の背丈が伸びてくると、機械による除草が出来ないので人力になります。20年前は、この特別栽培米を手がけてくださる農家さんは10件近くいらっしゃいましたが、高齢化・後継者問題により、現在は田尻農園だけになりました。
田尻農園では、三枚の田んぼで山田錦を無除草剤・無化学肥料で育ててくれています。毎年東条に通い、田んぼを見せてもらい、時には少しだけ作業をさせていただくと、思うことがあります。産地の条件も大切ですが「誰がどういう想いで造るか」も同じくらいに大切だということです。
こんなに素敵な生産者がいることを皆さんにも知っていただきたい。酒蔵や酒の銘柄と同じように、産地や生産農家さんのことも知って欲しいのです。
2023年は、この三枚の田んぼから1,740kgの山田錦が収穫されました。義侠の田尻農園は、これをタンク1本の仕込み「800kg」まで自社の精米所で丁寧に磨き上げて醸されています。収量に恵まれた年には、たくさん磨いて綺麗なお酒を造ることが出来ますが、恵まれなかった年には、あまり磨かず、しっかりとしたお酒を造ることになります。
毎年毎年、この三枚の田んぼだけで造られ、その年その年の田尻農園の苦労と、抗いようのない雄大な自然を感じていただくことができたら幸いです。
【田尻農園より 〜2023年の山田錦の栽培について】
兵庫県東条特A地区も今までに経験したことのない猛暑と秋の小雨、高温に見舞われた栽培期間でした。肥料管理と水の管理に悩まされた中での山田錦の栽培でしたが、自分たちなりの最善を尽くし、心を込めて栽培させていただきました。株式会社 田尻農園 代表取締役 田尻 倫生
|
|
|
■原料米:兵庫県東条産特A地区「山田錦」 ■精米歩合:45.9% ■日本酒度:− ■酸度:− ■使用酵母:協会9号酵母 ■アルコール度:16〜17%
|
■発売:2024年5月(年一回) ■保存:要冷蔵 ■配送:クール便 ■化粧箱:無し
|