創業昭和12年（1937年）、勝沼醸造がワイナリーを構える山梨県勝沼町は、甲府盆地の東部に位置し、日照時間が長く、降水量も比較的少なく、冬と夏の寒暖差が大きい等、盆地特有の気候に恵まれた地域です。また、山脈や河川により、複合形成された扇状地が独特のテロワールをもたらしていると考えられ、葡萄栽培に適する条件を備えた大産地として日本最古の歴史を持つことでも知られています。

勝沼醸造では、勝沼の風土に根ざし、この個性的な土壌を活かしながら、さらにその良さを引き出すことで「土地」と「人」が反映された付加価値の．．．もっと見る

創業昭和12年（1937年）、勝沼醸造がワイナリーを構える「日本のワイン発祥地」と呼ばれる山梨県勝沼町は、甲府盆地の東部に位置し、日照時間が長く、降水量も比較的少なく、冬と夏の寒暖差が大きい等、盆地特有の気候に恵まれた地域です。また、山脈や河川により、複合形成された扇状地が独特のテロワールをもたらしていると考えられ、葡萄栽培に適する条件を備えた大産地として日本最古の歴史を持つことでも知られています。 勝沼醸造では、勝沼の風土に根ざし、この個性的な土壌を活かしながら、さらにその良さを引き出すことで「土地」と「人」が反映された付加価値の高いワイン造りを実践しています。 そして、創業以来の「たとえ一樽でも最高のもの」を理念に、葡萄栽培から醸造まで一貫して手掛け、世界に通じるワインを目指してスタッフ一丸となって限りない挑戦を続けています。 また、小さなワイナリーであることに誇りを持ち、自然の恩恵を生かすワイン造りでは、独特のテロワールから生まれる日本固有の葡萄品種である甲州に特化し、最高品質の甲州で世界中の人々に感動を与えるワインでありたいと考えています。 日本固有の甲州種は、1300年以上の歴史を持つ日本古来の葡萄品種です。原料となる葡萄の品質にこだわり、時間と手間を惜しまず自らの手で栽培、葡萄を絞る際にも、ゆっくりと丁寧にストレスをかけずに搾ることで皮と実の間にある旨みまで取り出し、本来の個性や味わいを抽出していきます。 全てにおいて納得のゆくワイン造り、そこから最高の自信が生まれます。勝沼という地にテロワールの概念を持ち込み、樽熟成甲州を勝沼で初めて発売しました。 「夢」は、甲州葡萄を用いたワインで、世界中の人々を感動させることです。そして、世界中で人々の胸を打ち、驚きと感動を与えるワインの造り手であるとともに、ワイン文化の担い手でありたいと願っています。「世界一高いワイン製造コストを肯定」し、その一滴に価格以上の価値が日々熟成され、反映されていくことに力を注いでいきます。 2003年、フランス醸造技術者協会が主催する国際ワインコンクール「ヴィナリーインターナショナル」に於いて、辛口甲州ワインで日本初の入賞を契機にイギリスやスロベニヤで開催される著名なワインコンクールにおいても数々の入賞を果たせるまでになり、日本固有の葡萄「甲州」から世界に通ずるワインを造るという想いが確信となりました。